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2016年11月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

丸ほしいもに適した安納芋だけを選んで仕上げた有機安納丸ほしいもです。

蒸かして皮むきした後に、平ほしいもよりも丸ほしいもにした方が良い芋を原料にしています。

安納芋は、ほしいもとしては産地でもほぼ作られていません。

真冬に3週間から1ヶ月かけて仕上げます。
表面が乾くと中の水分が浮き、また乾くを繰り返します。

平ほしいもの加工中に、毎日少しずつ良いものだけを選びました。

有機ほしいもの作り方は、他の干し芋の作り方とは違う方法をとっています。

通常だと、原料芋を選別する際にその大きさで、平ほしいも、丸ほしいも、その他の干し芋にと、蒸かす前に予め加工方法を決めるのですが、有機ほしいもの場合は、蒸かして皮むきした後に、平ほしいもとそれ以外の干し芋に加工する芋を選びます。

この方法の良いところは、皮むきまでしてあるので、芋の品質の見極めができることです。

有機丸ほしいもは、毎日の平ほしいも加工最中に、「これは平ほしいもよりも丸ほしいもで仕上げた方が格段に良いだろう」というものだけを選んで丸ほしいもとして加工します。

今月のお宝ほしいもは、「安納芋の有機丸ほしいも」ですが、安納芋は表面に繊維があるので、形と大きさは丸ほしいもに丁度良くても、実際に丸ほしいもにしようとすると相応しくない原料芋があるので、この方法で丸ほしいもを作る方が安納芋の場合は特に間違いがありません。

けれど、このやり方にはとても不都合になることがあります。
それは、丸ほしいもの仕上がりがマチマチになってしまうことです。

仕上がった干し芋は、品種ごと、品目ごとに収穫します。
正規品とその他に選別しながら13kgにまとめるのですが、毎日少しだけ丸ほしいもとして別加工に回すことから、毎日少しずつだけしか仕上がってきません。
13kgにまとまるまでには結構な日数が必要になります。

ですから、有機丸ほしいもは小ロットで収穫・管理することになります。
しかしそれはこちらの都合による不都合なので、やはり、この方法で有機丸ほしいもを作る方が良いと捉えています。

安納芋は“とても美味しい焼き芋”のイメージがありますが、ほしいもにも適しています。
“蜜芋”とも呼ばれている通り、焼き芋でも干し芋でも甘いサツマイモです。

それは同時に虫にとっても美味しいようで、夏になると葉っぱに芋虫がよってきます。

草取りしながら、虫取りもして育てた有機安納芋を、平ほしいも加工中に、丸ほしいもにし甲斐があるものだけを選んだ「有機安納丸ほしいも」です。

2016年11月4日 株式会社タツマ
福井保久